不知火文庫

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抹茶プリン

 抹茶プリンを作ることにした。彼女に抹茶プリンを作ってほしいといわれているのだ。先日、試しに作ったが、甘ったるい上に生クリームが濃厚すぎた。今回はそれを改善するために生クリームと砂糖の量を減らし、牛乳を増やす。

 また、彼女が好きだと言っていた「栗原さんちのおすそわけ」を参考にすることにした。この抹茶プリンにはレモンソースが入っている。これがプリンの甘ったるさや濃厚さをいい塩梅で抑えて、プリン全体を爽やかな味わいにしているらしい。

 まずは材料を揃える。

 (抹茶プリン本体)

  ○生クリーム150ml

  ○牛乳250ml

  ○抹茶大さじ2

  ○三温糖30g

  ○ゼラチン5g

  ○水大さじ2

 (レモンシロップ)

  ○砂糖50g

  ○水100ml

  ○レモン汁大さじ3

 

 すべてキッチンにあるあり合わせのもので間に合った。

 少し不安なのがゼラチンだ。私はゼラチンを溶かすのが苦手だ。前回もうまく溶かし切れずに塊が残ってしまった。今回はそういうことにならないように、事前に熱湯である程度ゼラチンを溶かしてから加熱した生クリームと牛乳の混合物に入れることにする。

 材料を混ぜ合わせたものを型金に流し込んで冷蔵庫で冷やす。数時間経過して形が固まったところでレモンソースをかけて一口食べてみた。

 うまい。甘さと濃厚さがまだ少しきつい気はするが、前回よりは格段に口当たりがよくなっている。甘さと濃厚さがレモンの爽やかな酸味によってかなり抑えられている。これならば型金一つ分くらいならばさらりと食べられそうだ。

 翌日、自分以外の人に味を評価してもらうために、抹茶プリンを職場へ持って行った。抹茶プリンは職場でも好評だった。プリンだけで食べるよりもレモンソースをかけた方が爽やかさが加わって味全体のバランスがよい、と絶賛された。

 まだまだ改訂の余地はあるものの、このレシピは一つの目安になりそうなのでメモに記録する。早くこのレシピで彼女に抹茶プリンを作ってあげたい。