不知火文庫

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2017-08-20から1日間の記事一覧

断言その2

私は極力断言することを避けるようにしている。会話をしているとき、考えごとをしているとき、文章を書いているとき、その他ほとんどの場面において。 自分の知性が完全ではないこと、自分が間違っている可能性があることを考慮しているうちにそうなった。断…

理由

「ところで、どうして君は私を誘ったんだ」 「何だ、理由がないと誘っちゃいけないのか」 「いや。ただ気になっただけだ」 「何となくそうしたかっただけだよ」 ―理由はない時がある。理由は要らない時がある。

評価する者

自分の行動を評価するのは自分ではなく自分以外の者たちだ。この事実が人を幾分倫理的にしたり粋にしたりするのではないか。