不知火文庫

私設図書室「不知火文庫」の管理人が運営しています。

コルトレーンのアレ

「至上の愛ってどんなものなんだろう」 「あか抜けていて融通が利いて、そして、どんなときでも明るい気持ちでいられる関係のことじゃないかな」 そして、考えてるうちはわからず、求めているうちは得られないもの。たぶんそういうものだろう。

Intermediate(「付喪神」または「狂気」のワンシーンに使えそう)

世界Aは世界Bを侵食し、世界Bは私の世界に直接的な行使をする源をもたらす。 その仕組みに気が付いた時、私は自分の世界が行き着く先を見てしまったような気がした。 私の世界は、世界Aと世界Bと私の世界の三つの系の平衡状態のせめぎ合いでしかない。たぶん…

目的か手段か

愛を目的とみる人はたいてい悲観的である。 愛を手段とみる人はたいてい楽観的である。

断言その2

私は極力断言することを避けるようにしている。会話をしているとき、考えごとをしているとき、文章を書いているとき、その他ほとんどの場面において。 自分の知性が完全ではないこと、自分が間違っている可能性があることを考慮しているうちにそうなった。断…

理由

「ところで、どうして君は私を誘ったんだ」 「何だ、理由がないと誘っちゃいけないのか」 「いや。ただ気になっただけだ」 「何となくそうしたかっただけだよ」 ―理由はない時がある。理由は要らない時がある。

評価する者

自分の行動を評価するのは自分ではなく自分以外の者たちだ。この事実が人を幾分倫理的にしたり粋にしたりするのではないか。

ブログのbot

ブログのbotを作りました。以前までは問題集を更新もせず適当に流していましたが、これからはブログを流します。 なお、問題集の内容はおいおいブログに掲載していく予定です。 twitter.com

文通

文通の相手を募集するためのサイトを見つけた。以前から憧れていたので、勇気を出して一人の方にメッセージを送信する。返事は来るのだろうか。一日め、来ない。二日め、来ない。三日め、こない。そんなものかもしれないなあ。四日め、職場の同僚たちと酒を…

【問267】鍵

【問267】 扉に鍵穴が10個ついている。この扉を破られにくくするために工夫してください。

【あなたがそばにいてほしい】いつか書いた詩

悲しみを言葉にする 返ってくる言葉はわかってる 私は語らない。語りたくない くれる言葉がわかっていても 勇気にならないことがある あなたの言葉を得るため語るのは 惨めですごく嫌になる 私はただ、あなたがそばにいてほしい 〔追記〕 ↓元ネタはPink Floy…

【問79】自宅の階段

【問79】 あなたの自宅の階段は何段ありますか。もしわからない場合は、わからない理由を考察してください。

【問7】米粒の重さ

【問7】 米粒1粒の重さを推測してください。 ※デンプンの密度は1.5g/cm3とする。

【問2】太陽のエネルギー

【問2】 太陽の出力のうち、地球に届くのは何パーセント程度ですか。 ※求める精度にもよりますが、中学2年生並の知識があれば概算はできます 〔追記〕自作の問題集が4000問近くあるので、一部を抜粋して公開していきます。

骨組み

中編(長編になるかもしれない)は一つの主軸に別視点を挟むより、対等な別視点を複数構えた方が良いかもしれない。現実と似たような必然:偶然の比率にしたいところ。

希望

「希望って何なんだろう」 「絶望と仲良くできている状態か、その状態のときにみえる錯覚のことだよ」

悲しみと仲良くすること(走り書き)

「私は悲しい」 「そうか。それでも、生きていかなくてはならない。君も私も。」 諦めることが悪いとは思わない。救いはまだある。楽しみを追い求めるだけではなく、悲しみと仲良くすることを学んだ方がいいのだろう。 「うん。今は悲しみをうまく味わう訓練…

明示的なもの、あるいは生き方

「なぜあなたはこんなことをするのですか。私には割に合わないことをしているようにしか見えません」と彼女は言う。 私はそんな難しいことを考えてはいない。明示的な思想や理念はない。しなくてはならないと思ったから、したいと思ったからそうした。ただそ…

これ、かっこいいね(走り書き)

時刻は18時前。日が沈むまで、あと一刻程度だ。空の青が暗くなり始め、西の水平線付近は赤みを帯び始めている。実家に帰ると父がガレージでジャズを聴いていた。 「ただいま」と父に言った。 「おう、おかえり」 「これ、かっこいいね」 「そうだろう。あま…

少数派

少数派は平均からのズレを自身で折衝して生きていかなくてはならないという宿命を持っている。一般的には少数派の意見や存在も、多数派のそれと同じように尊重されることが好ましいとされている。しかし、その尊重が多数派から少数派への働きかけによって生…

成長

ブログは20日ほど前に始めたが、そのころに比べると物語の構成や文章が幾分うまくなっているような気がする。あせらず少しずつ上達していきたい。短編集や長編を書けるようになるにはまだまだ時間がかかりそうだが、やれることをやろう。 【追記】 いつもブ…

書けない

書きたいものがあるのにそれを文字にできない苦境は、僕が予想していた通りやってきた。もう少し遅くやってくると思っていたが。うまく書こうとすると書けなくなる。 あまり意識せずに書ければいいのだが、まだ全くその域には届かない。 こんな文章でも、書…

終着駅

私の責任じゃない、と彼が叫ぶ。 確かに私が知る限り彼に責任はない。少なくとも私の感覚では。しかし、それを証明して何になるのだろう。責任がなければ苦難が回り道して私たちを避けてくれるというわけではない。ほとんどの苦難は責任があろうとなかろうと…

【煩雑注意】〔備忘録〕主題、文体等についての備忘録(走り書き)

文章、特に状況表現は、まず状況をぶつ切りの文章で書き立てていく 読者に説明するのではなく仮想的に体験させるような文章を書きたい 余計な講釈は省いて行間へぶち込め 垢抜けた、こなれた、力の抜けた 永遠の謎 ブリコラージュ コノテーション・行間 ○○論…

退屈

退屈なものは案外飽きない。命令されてするものを除けば、退屈するまで続けるには飽きにくいものでなくてはならないからかもしれない。 退屈なものに浸り、繰り返す。その行為にはある種の陶酔感と安心感がある。意義や意味がなくても続けることができる行為…

そういう生き方

「なぜ目立とうとしないのですか」 「目立たなくても願いが叶うからです」 「なぜ議論しようとしないのですか」 「議論しなくても願いが叶うからです」 「なぜ勝とうとしないのですか」 「勝たなくても願いが叶うからです」 「なぜ戦おうとしないのですか」 …

断言

何かについて断言する人は、断言できる程度のことしか理解しようとしていないようにみえる。

ある夏の死(要修正)

自宅を出る。空は鈍い鉛色で、触れられそうなほど低い。前日から未明まで雨を降らせ続けた雲は、まだ低い空に居座り続けている。未明まで続いた雨と雲越しの日差しは空気を重く湿らせ、その空気が地表付近をすっぽりと覆っている。 私は三キロメートル強離れ…

良心

決断なき良心は身を焼く。逡巡なき良心もまた身を焼く。

祀り

神(あるいは神と比喩できるような文明)のそばに居続けながら、神を畏れずにいることは難しい。しかし、それと同じくらい神を畏れ続けることもまた難しい。神は適切に畏れるものだ。

洗練

洗練された行為はあまり意識されないときに表出する。 あることについて、洗練されているとはどういうことかを考えているときに、その洗練された行為を行うことはできない。 洗練はその過程で必ず意識を要する。しかし、意識は必ず「ずれ」を生む。行為を行…

Ring number

0は無、あるいは有の特異点、零写像。1は基本単位、基底、恒等写像。2は最小相関単位。3は最小循環単位・最小閉環単位。端をなくすには少なくとも3個以上の点が必要だ。

達人

静かに襲い掛かってくるものは劇的に襲いかかってくるものより恐ろしい。身構えたり策を講じたりすることが困難だからだ。静かに襲い掛かってくるものの存在を異常と認識することは劇的なそれよりも難しい。異常を認識することができなければ、達人でもない…

不知火

私は真剣だった。真剣だから息苦しくなり、ついに「扉」の先を知ることは叶わなかった。そして、今もここにいる。 私は見失いそうなほど夢中で探した。そうすると何かを掴めそうになる。そして、掴む。しかし、何かはいつもすり抜けた。あるとき、逃さず掴ん…

完全さとファインチューニング

完全なものは存在しない。抽象概念も具体物も何もかもが完全ではない。どこかに必ず綻びがある。それに気づかないか目を瞑るかしない限り完全さは存在することができず、そうして守られた完全さは不完全さの上にしか成り立たない。 「完全」の定義は変幻自在…

そうですか。大変ですね

「私、なんでも気にしすぎてしまうんです」 「気にしすぎないように工夫すればいいんじゃないですか」 「それができたら苦労しません」 「ずいぶんはっきり言い切るんですね」 周りの人に気を遣ってもらいたいのだろうか。 「だって……気にしすぎてしまうのが…

推進力と羅針盤

現状を肯定的に捉えられること、望む未来を想像できること、そこまでの道筋を具体的に想像できること。それらがあなたを望む未来へ導く。 現状を肯定的に捉えられれば力が湧く。目的とそこまでの道筋を想像できれば望む未来を引き寄せる行動の精度が高くなる…

補完

数学と自然言語は、その目的は同じだが、生み出す行間が一致することはない。仮に数学と自然言語の意味関係が一対一で対応したとしても、数学と自然言語が真に等価になることはない。 数学と自然言語は性質が大きく異なる。光と影、あるいはAと¬Aのように、…

行間

行と行の間には何かが宿る。意図していても、そうでなくても、望み通りであろうとなかろうと。 数学の記号で表されることと我々の用いる言語で表されることの内容が、数学の同型のように一対一で対応したとしても、同じなのは明示的な意味だけ。行間に宿るも…

刃を抜くな。ただで刃は収まらない。気安く失う覚悟をするな。 抜くな。そして、抜かせるな。抜くは不肖の道。抜かない道を善と知れ。 抜けば起きる「そのこと」。それに対する想像力が、竦みを生み、その均衡が互いを守る。 力は極力鞘に納めて使うものだ。

分別と謙虚さ

知性と強さは、それらをもたない場合とは異なる困難を呼び寄せる。知性と強さは苦難を生み出し、他者と我が身を焼いていく。 知性は安楽を約束しない。強さは安楽を約束しない。 あなたを…… 知性と強さの呪いから守るのは、あなた自身の分別だ。知性と強さに…

主役

たとえあなたが脇役でも、あなたはあなたの主役です。あなたの人生を引き受けられるのはあなただけ。いいことも悪いことも、結果は全てあなたのもの。 あなたには引き受ける権利と義務がある。

薄氷

氷を落としてしまった。氷は床を滑っていき、やがて壁にぶつかって静止した。カップに氷を入れる手を止めて、降りた氷をみる。洗ってカップに入れ直しても問題はないが、冷凍庫には氷がたくさん入っているのでわざわざこの氷を使わないといけない理由はない…

雑巾

雑巾を取り出す。ほこりやしみを吸って灰と茶が混ざった色に染まっている。その雑巾を水の入ったバケツに浸ける。雑巾がふやけて広がり、使い古されて穴だらけの姿があらわになる。バケツから引き上げる。雑巾からぽたぽたと水が滴っている。私は雑巾を絞っ…

行間の妙

表現は時と場合、また媒体によって変わるものらしい。媒体によって表現可能な領域と制約、さらにそれらがもたらす行間、含みが異なるからだろう。 どうやっても明示的に表現できないものがある。行間や含みで醸し出さなければ生み出せないものがある。明示的…

面白い定義、面白い設定、面白い内容は大切だ。しかし、それだけでは作品が文章でなくてはいけない理由はない。 ある私は、「文章という媒体を選択することが必然となるような作品を作りたい。その上で面白い定義、面白い設定、面白い内容を盛り込めれば……」…

数学に意味を与えるもの

知識ではなく知恵として数学を使うには数学そのものだけでなく、そこに意味を付与する方法を学ぶ必要がある。 数学はそれ単体で世界を明るく照らしだすことはできない。意味を与えてやらなければ、そして、その意味の中に良心がなくては。

36℃

温い。36℃くらいかもしれない。物思いに耽っているうちに紅茶が冷めてしまったようだ。口に含んでしばらくすると、ダージリンの淡い味と香りが口の中に広がっていく。温いものは温度による刺激をほとんど生み出さず、口に含んでも物質的な感覚だけが目立つ。…

誰かが私の向かいに座った。私は顔を上げる。すらりとした長身の、整った目鼻立ちをした美しい女性だ。女性は横を向いて長椅子にかけている。女性は長椅子にかけると、さっと鞄から文庫本を一冊取り出し、その本を読み始めた。ここでしばらく時間をつぶすの…

待ち人

ひどく蒸し暑い日の夕刻、海岸線に足を運んだ。橙の空と紫の海を見つめる。空の青は消え失せ、海の青は紫としてその一部を残したようだ。高い湿度のせいか大気は霞み、空と海の境界が曖昧なグラデーションに覆われている。紫の珈琲に橙の牛乳を混ぜたカフェ…

聖域

聖域とは何だろうか。ある辞書曰く、侵してはならない神聖な場所・区域、という意味らしい。侵せない、ではなく侵してはならない、というところに聖域の性質が垣間見えるように思える。 侵すことは簡単で、侵されないように保護しなくては存在することが困難…