不知火文庫

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雑記

答えに到達すれば、心の縄で括られる。縄の長さの内側に縛られる。心の半径こそ違えど、答えを掴めば、人はそこに居着いてしまう。


答えをその場限りのものとできるならば、答えに到達してもすぐまた自由になれるのかもしれない。


しかし、いつどんなときもそんなことが可能なのだろうか。


答えに対する向き合い方、答えと縄の使い方には、生き方があらわれる。



居着く心に

世界は映らず


掴めば逃す

離せば逃す


この世に問あり

この世に解なし


解なき世に現る解

その理は夢幻か、かりそめか